甘噛みは仔犬の遊び。でも加減を教えなければいけません。
甘噛みというのは、歯が軽くあたるけれど、決して痛かったり、傷になったりはしません。
手が傷だらけになったり、痛いと感じるならそれは甘噛みではありません。
仔犬が兄弟同士でいると起きている時間はご飯を食べているか、トイレをしているか、じゃれて遊んでいるかです。
このじゃれて遊ぶということがとても重要で、1匹の犬がきつく噛むともう一匹の犬は「キャン!!」と激しく鳴き遊びをやめてしまいます。
だけど仔犬を2匹一緒に飼えるお家は少ないと思います。ですので、仔犬の兄弟の代わりを人間がやらないといけません。
仔犬が歯をきつくあててきたら大げさに「痛い!」と叫びましょう。
「痛い!痛い!」しゃがみこんでしまってもいいです。
仔犬にとんでもないことをしてしまったと伝えるためです。
演技力が問われます。迫真の演技でお願いします。
そこで仔犬が申し訳なさそうな顔をしたり、ぺろぺろと舐めてきたりしたら、うまく伝わったと思っていいでしょう。
それでもしつこく噛み付いてきたら、仔犬との関わりを一度断ち切るためその場を離れましょう。 5分ほど無視してください。
これはきつく噛むと遊んでもらえなくなると伝えるためです。
「痛い!」と叫んだり、その場を離れたりしてもうまくいかないときは、仔犬にリードをつけておき、きつく歯があたりそうならリードで犬をコントロールして噛めないようにしてしまいましょう。
いかにうまく犬に伝えられるか、そこがとても重要です。
仔犬同士の遊びを見られる機会があれば、じっくり観察してみてください。
そこから学べるものはたくさんあると思います。 |